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【犬のフィラリア予防】なぜ必要?
仕組みと予防しないリスクを獣医師がわかりやすく解説

「フィラリア予防って本当に必要?」

「室内飼いでもやった方がいいの?」

フィラリア症は、予防していればほぼ防げるのに、かかると命に関わる病気です。

そのため、犬の予防の中でも非常に重要とされています。

この記事では、フィラリア予防の必要性と仕組みについて、わかりやすく解説します。

フィラリア症は、蚊を介して感染する寄生虫の病気です。

①蚊に刺されることで感染

②体内に入った幼虫が成長

③最終的に心臓や肺の血管(肺動脈)に寄生

→心臓や血管に虫が住みつくことで、体に大きな負担がかかります。

初期はほとんど症状が出ませんが、感染が進むと

・咳が出る

・疲れやすくなる

・失神

・呼吸困難

などが見られ、最終的には心不全を起こすなど、命に関わることもあります。

一番の理由は、

感染してからの治療が難しく、リスクが高いからです。

体内で成長したフィラリアを駆除する際には、

・死んだ虫が血管に詰まる(血栓)

・急激な体調悪化

といったリスクがあり、安全に治療できるとは限りません。

ここで重要なポイントがあります。

一般的に「予防薬」と呼ばれていますが、

実際は“予防”ではなく、感染初期の虫を駆除する薬です。

つまり、

蚊に刺されて感染→体内に入った幼虫を薬でリセット

これを毎月繰り返すことで、成虫になるのを防いでいます。

フィラリア予防をしていない場合、

数年かけて静かに進行し、気づいたときには重症化…

最悪の場合は死亡につながることがあります。

また、治療を行う場合も、

全身麻酔下でのリスクの高い処置が必要になることがあります。

フィラリア予防は、

「蚊に刺されるだけで感染する病気を防ぐ」ためのものです。

室内飼いであっても、蚊は完全には防げません。

そのため、すべての犬にとって重要な予防といえます。

✔ フィラリアは蚊を介して感染する寄生虫

✔ 心臓や血管に寄生し、心不全の原因になる

✔ 感染後の治療は難しくリスクが高い

✔ 予防薬は“感染初期を駆除する薬”

✔ 毎月の継続がとても重要

フィラリア症は、正しく予防すれば防げる病気です。

大切なのは「確実に、継続して予防すること」

愛犬の健康を守るために、毎年しっかりと予防を行いましょう。