お知らせ
【犬のノミ・マダニ予防】なぜ必要?
かゆみだけじゃない感染症リスクを獣医師が解説

「ノミやマダニってそんなに怖いの?」
「かゆがってなければ大丈夫?」
ノミ・マダニ予防は、つい後回しにされがちですが、実は皮膚トラブルだけでなく命に関わる病気を防ぐ重要な予防です。
この記事では、犬のノミ・マダニ予防の必要性について、わかりやすく解説します。
ノミ・マダニはどんな問題を起こす?
ノミによるリスク
ノミに寄生されると、
・強いかゆみ
・皮膚炎(ノミアレルギー性皮膚炎)
が起こります。
特にアレルギー体質の犬では、わずかなノミでも激しいかゆみが出ることがあります。
また、ノミは瓜実条虫(寄生虫)を媒介することもあり、お腹の中の寄生虫感染につながることもあります。
マダニによるリスク
マダニはさらに注意が必要です。
・バベシア症(貧血・元気消失)
・発熱や全身症状
→重症化すると命に関わる感染症を引き起こします。
さらに近年では、SFTS(重症熱性血小板減少症候群)といった人にも感染する病気のリスクも知られています。
実際、日本各地でこの病気による死者も出ています。
ノミ・マダニ予防の本当の目的
ノミ・マダニ予防は、「かゆみを防ぐためだけ」ではありません。
「皮膚トラブル+命に関わる感染症の両方を防ぐための予防」です。

予防しないとどうなる?
予防をしていない場合、
・かゆみが続く
・皮膚炎が悪化する
・寄生虫や感染症にかかる
といったリスクがあります。
さらに、マダニを介して飼い主さんへ感染する可能性もあるため注意が必要です。
飼い主さんに知っておいてほしいこと
ノミ・マダニは、外に出る犬だけでなく、室内飼いでも持ち込まれる可能性があります。
散歩中の草むらだけでなく、
・人の衣服
・他の動物
などを通じて侵入することもあります。
そのため、すべての犬に予防が推奨されます。
また、ノミやマダニは冬場でも室温の中では活動できる生き物です。
温かい季節だけでなく、1年中予防を継続しましょう。
まとめ
✔ ノミは強いかゆみや皮膚炎、寄生虫感染を引き起こす
✔ マダニは命に関わる感染症を媒介する
✔ 人にも感染する病気のリスクがある
✔ 予防は「かゆみ+感染症」両方を防ぐために重要
✔ 室内飼いでも予防が必要
ノミ・マダニは身近にいる寄生虫ですが、放置すると大きなトラブルにつながります。
大切なのは「見つけてから対処する」のではなく「予防すること」。
愛犬とご家族の健康を守るために、定期的な予防をしっかり行いましょう。


