- 2023.05.26 母校訪問!(リクルートに行って来ました!)
- 2023.05.07 皮膚科治療薬の値上がりについて
- 2023.05.06 巨大結腸症(便秘)の外科治療〜結腸亜全摘出術〜
- 2023.05.01 5月の臨時休診日のお知らせ
- 2023.04.18 各種保険請求に係る書類の記入の有料化について
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母校訪問!(リクルートに行って来ました!)
院長の山本です。
昨日、私の母校である大阪公立大学獣医キャンパスに行って来ました!
獣医キャンパスは大阪のりんくうタウンにあることから、そもそも遠いことと、コロナもあって
7、8年ぶりの訪問となりました。
今回の訪問の目的はずばりリクルートです!
はい!ついに勤務医の獣医さんを雇用することにしました!
獣医業界も人材不足が問題視されており、どこの動物病院も獣医さんが欲しくても簡単には来てくれないのが現状です😭
そのため、どこも直接獣医大学に就職説明会やスカウトに行き、学生さんに声をかけて自分の動物病院を知ってもらうことが必要なのです!!
ネットやSNSでも求人を出しますが、やはり直接お会いした方が伝わることもありますしね🌟
今回の訪問は大きな就職説明会という形ではなく、各学生さんに直接求人票を渡して来ました!
今後の当院の力になってくれる人が来たらいいなと思います☺️
スタッフが複数になると飼い主様との相性や、専門性も幅広くなるため、一人から二人体制になるときは大きな病院の転換期になること間違いなしです!
患者様により良い医療が提供できるような体制にしていきたいと思います!
大学の門にて📷
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巨大結腸症(便秘)の外科治療〜結腸亜全摘出術〜
院長の山本です。
先日、重度の便秘に悩まされた猫ちゃんの手術を実施しました。
その猫ちゃんは『巨大結腸症』という病気でした。
巨大結腸症とは名前の通り、結腸(いわゆる大腸)が巨大になり、そこに溜まった便が骨盤を通過することができないほど大きくなり、排便できなくなってしまう病気です。
もちろん排便ができなくなると命に関わるため、緊急性の高い病気でもあります。
今回手術した子は数ヶ月前にも同様の症状があり、その時は腸切開にで一時的に便を摘出することで難を逃れていましたが、また症状が再発したため、今回は別の手術を実施しました。
巨大結腸症の手術とは結腸亜全摘出術という方法を行います。
伸びきった結腸をほぼ全て切除してしまう術式で、それにより排便をスムーズに行うことができるようにする方法です。
手術中の写真です。今回は腸の手術ということもありモノクロに加工しております。
この伸びきって中に大きな便を含んだ結腸を切除します。
摘出した結腸です。
切除して、残った部分を縫合してつなぎ合わせます。
この子はその後、排便も問題なく行うことができるようになっております。
この術式の問題は結腸がなくなってしまうため、今後も硬い便を作ることができないため、少量頻回の下痢症状が出ることがあります。また腸が短くなるため、一時的ではありますが栄養不良や脱水を引き起こす恐れがあるため、しばらくは注意が必要です。
しかし、排便ができないということは本人にとってとてもつらいことですので、命を救うことができてホッとしました😄
便秘でお悩みの猫ちゃんは当院までご相談ください!
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マダニ予防をしましょう!!〜兵庫県でSFTS感染事例が報告されました〜
院長の山本です。
昨日、兵庫県にお住まいの方がマダニが媒介する感染症である重症熱性血小板減少症症候群(SFTS)に感染したとのニュースがありました。
SFTSはマダニが媒介するウイルス感染症で、ウイルスを保有するマダニに噛まれることで感染します。
またSFTSは致死率の高い感染症で、世界で流行した新型コロナよりも怖いウイルスです!
今回感染された方は庭で草むしりをしていた際に噛まれたようですが、ペットを飼われている方はペットかについたマダニに噛まれるリスクが高いと予想されます。
ヒトは長袖、長ズボンなど地肌を隠すことが予防となりますが、ペットは予防薬で防ぐことができます。
マダニ予防は必ず通年行いましょう!!
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手術実績〜2022年〜
院長の山本です。
昨年の手術・麻酔件数を集計しました!
昨年は210件の麻酔下での手術を実施しました。
今後もより確かな麻酔処置・手術が実施できるよう努力をしていきたいと思います!
今後とも当院をよろしくお願いいたします。
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目元用コットンを導入しました!〜オキュソフト〜
院長の山本です。
眼の治療の一環として目元用コットンを導入しました!
オキュソフトという製品で、もともとはヒト用のものを動物用として新たに販売されるようになりました。
このオキュソフトは眼のマイボーム腺と呼ばれる部位の洗浄を目的として使用します。
マイボーム腺とは涙の成分の中でも油分を分泌する組織で、まぶたの縁に分布しています。
このマイボーム腺がつまりを起こすことが多く、ヒトでもドライアイの原因となり得ます。
またマイボーム腺が細菌などにより炎症を起こすといわゆる「ものもらい」と呼ばれる麦粒腫や眼瞼炎が発生します。
動物もこのマイボーム腺のつまりである「マイボーム腺機能不全」という病気が多く、当院に来院される目やにや充血の原因の第一位がこの病気です。
オキュソフトなどを使用して、マイボーム腺を清潔に保つことをヒト医療では「リッドハイジーン」と呼ばれています。
今まで点眼薬や眼を温めるなどにより対応しておりましたが、リッドハイジーンを行うことでさらに改善効果が認めるであろうと考えられます。
目やにでお悩みのペットさんにぜひ使用してあげてください♪
医薬品ではありませんので、病気でない子にも使用可能ですので、お気軽にお問い合わせください🌟
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冬もノミ・マダニ予防をしましょう!
院長の山本です。
今回は冬のノミ・マダニ予防の必要性についてお話します。
当院ではノミ・マダニ予防は1年を通して行うことを推奨しております。
フィラリア予防が12月までの推奨期間なので、それと同じくノミ・マダニ予防を行なっておられる飼い主様は多いと思われます。
しかし、ノミやマダニは冬場も外で潜んでおり、実際1月にもマダニが付着しているケースもあります。
ノミ・マダニ予防薬は体重がわかれば飼い主様だけでのご来院でも処方可能ですので、まだ今月以降の予防薬をお持ちでない飼い主様は当院までお問い合わせください🌟
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新調しました✨
院長の山本です。
このたび、猫診察室の飼い主様の椅子を新調いたしました!
というのも、以前からぐらついており、気になっていました😅
今回、ソファタイプを採用しました♪
結構しっかりしている感じがしますが、以前の椅子よりも少し低めになります。
しばらく猫診察室で試して、良さそうであれば犬診察室や待合も随時変更を検討したいと思います!
その他にも飼い主様目線で改善点がございましたら、スタッフまでお声かけください!
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消化管内異物(誤食)
院長の山本です。
今年ももう2週間が経とうとしておりますね!
当院も新年の診療が始まって1週間が経ちました。
今月はもう臨時休診はございません。
さて、本日は消化管内異物(誤食)についてのお話です。
動物を飼育する上で必ず注意しなければならいのが誤食です。
誤食はいつ何時でも起こりうるものであり、何歳でもあり得るからです!
去年の年末、1頭のワンちゃんが誤食で来院されました。
ファスナーを食べてしまったようです。
催吐処置でも吐かなかったため、麻酔をかけて内視鏡をしましたが、胃の中にはありませんでした。
そのため、開腹手術となりました。
すると小腸にファスナーがあることを触知し、切開にて摘出しました。
取り出したファスナーです。
この子は幸いにも腸の状態も悪くありませんでしたので、無事事なきを得ましたが、腸の状態が悪いと腸切除をしなければならなくなることもあります。
完全に誤食を防ぐということは室内飼いが当たり前になった昨今では難しいかもしれませんが、飼い主の皆様はご注意をお願いします。
また、急に嘔吐などの症状がありましたら、誤食の可能性もあるため動物病院へ来院をお願いします。
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歯石除去
院長の山本です。
昨日、当院の年末恒例である看板犬梅の歯石除去を行いました🌟
写真のように、梅はまだ2歳で去年も同じように歯石除去を行いましたので、まだあまり歯石は多くついておりません。
歯石除去後の写真です。
犬の1歳の約1/3は歯周病と言われており、人でも多くの方が歯周病に罹患しているとされております。
また、歯周病は心臓病、腎臓病、糖尿病のリスク因子にもなりますので、予防が非常に大事になります。
健康寿命を延ばすためにも、定期的な歯石除去を実施しましょう!
歯石除去をするには全身麻酔が必要となります。
ご希望の飼い主様は当院までお問い合わせください♪
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胃拡張捻転症候群
院長の山本です。
先日、急患の患者様が来院され、緊急手術をおこないました。
病名はタイトルにあるように「胃拡張捻転症候群」と言います。
胃拡張捻転症候群は名前の通り、胃が拡張し捻転してしまう病気です。
この病気は大型犬に多いとされており、食後の急な運動によって引き起こされるとされております。
しかし、この病気はすべてのわんちゃんに起こる可能性がありますので、注意が必要です。
今回来院された子も中型犬の柴犬でした。
症状としては急に吐こうとするが吐かず、痛そうにしているとのことでした。
検査として腹部のレントゲン検査を実施しました。
すると
胃がガスで大きく膨れ上がっているのが確認されます😣
そして、捻転している様子もありましたので、飼い主様にご同意いただき直ちに手術することになりました!
この病気は非常に緊急性が高く、放置すると死亡率が高くなってしまうためです。
幸いこの子は、不整脈など危険なサインは他に認められませんでしたので、すぐさま麻酔に移行することができました。
手術中の写真です。
これはお腹を開けた時点での写真で、お腹に大きく膨らんだ胃が見られます。
また、やはり胃が捻転していることが確認されましたので、ねじれを元に戻しました。
これは捻れが解消され、再度捻転しないように胃を一部固定した後の写真です。
上の写真と比較して胃の表面がきれいに見えます。
これが本来の胃の見え方であり、上の捻転している状態の胃は本来開腹した際には見えるはずのない大網と呼ばれる組織が胃にかぶさっているために、胃捻転を起こしていると判断されました。
手術後の経過は良好で先日、無事に退院となりました✨
わんちゃんを飼育されている飼い主様はくれぐれも胃拡張捻転症候群にはお気をつけください⚠
・吐きそうなのに吐かない
・呼吸がおかしい
・急にお腹を痛そうにしている
といった症状がありましたら当院までご相談ください。
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