症例紹介

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犬アトピー性皮膚炎

  • 皮膚治療
  • 犬アトピー性皮膚炎は「遺伝性素因のある、炎症性・掻痒性のアレルギー性皮膚疾患」と定義されています。

    また、特徴的な臨床症状を示すことも特徴的です。

    犬アトピー性皮膚炎は上のような皮膚症状を示します。

    なお、犬アトピー性皮膚炎を診断するためには以下のような基準を用いることもあります。

    1.3歳未満で発症

    2.主に室内飼育

    3.ステロイド薬に反応を示す痒み

    4.慢性・再発性のマラセチア感染

    5.前肢端に皮膚症状

    6.外耳炎

    7.耳介辺縁には皮膚症状がない

    8.腰背部に皮膚症状がない

    以上のうち、5項目合致した場合:感度85.4%、特異度79.1%とされており、

    また6項目の合致した場合:感度58.2%、特異度88.5%とされております。

    この基準である程度の判断を行いますが、この基準に加えて他の痒みを示す皮膚疾患を除外しながら実際に診断します。

    まずは、徹底して感染症の有無を判断します。皮膚の症状から疑わしいものを考え、それに対する皮膚検査を行って確認します。

    感染症ではないと判断されたら次にアレルギーを疑います。

    食べ物に対するアレルギーかどうか判断するために食事の変更を2ヶ月間実施します。

    そして食べ物に対するアレルギーでもないと判断されたらアトピー性皮膚炎と強く疑うことになります。

    しかし、他にも内分泌疾患や、皮膚型リンパ腫といった特殊な皮膚病も存在するため、やはり皮膚症状や犬種、年齢など多くの情報から判断する必要があります。

    犬アトピー性皮膚炎の治療は以下のようなものがあります。

    ・薬物治療

      ・ステロイド内服/外用

      ・オクラシチニブ(アポキル錠)

      ・ロキベトマブ(サイトポイント)

      ・シクロスポリン(アトピカ、アトモアチュアブルなど)

      ・減感作療法(アレルミューン)

    ・サプリメント

    ・スキンケア

    ・フード

    これらを組み合わせることによって、一つの薬に頼らず薬の副作用を見極めながら治療を進めていくことができます。

    当院ではペットの皮膚の状態や性格、飼い主様への負担を考慮しながら治療内容について提案をいたします。