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犬猫のかゆみは皮膚科へ行くべき?
動物病院でできる検査とは

「最近ずっと体をかいている」「耳や足先をなめ続けている」「毛が抜けてきた」

そんな症状はありませんか?

犬や猫の「かゆみ」はよくある身近なトラブルですが、原因はさまざまです。

見た目に同じ皮膚炎でも、ノミやダニなどの寄生虫、細菌や真菌感染、アレルギー、ホルモン疾患などさまざまな原因が考えられます。

そのため、自己判断でシャンプーや市販薬を続けるよりも、まずは動物病院で原因を調べることが大切です。

以下のような症状があれば、早めの受診をおすすめします。

・1週間以上かゆみが続いている

・赤みや湿疹、フケが増えている

・毛が部分的に抜けている

・足先を頻繁になめている

「そのうち治るかも」と様子を見ている間に、皮膚の状態が悪化してしまうことがあります。

犬猫はかゆみを我慢できないため、皮膚炎が慢性化し、治療に時間がかかるケースも少なくありません。

適切な検査を実施して初期段階で原因を特定しておくことが、治療においては一番の近道です。

まずは身体検査と問診を丁寧に行い、必要に応じて検査を実施します。

院内で実施する代表的な検査として、次のようなものがあります。

① 櫛検査

専用の細かい櫛で被毛をとかし、ノミやノミの糞、シラミなど、大型の寄生虫の有無を確認します。

シンプルですが、非常に重要な検査です。

② 毛検査(被毛検査)

抜け毛や異常のある毛を顕微鏡で観察します。

毛の周囲の病原体を探したり、脱毛がある部分の毛の状態を評価します。

③ ウッド灯検査

脱毛などの症状が見られる場所に特定の波長の紫外線を当てて、皮膚糸状菌を検出します。

※皮膚糸状菌症:脱毛や皮膚炎を起こし、ヒトにも感染する病気です。

④ 皮膚細胞診

病変にスライドグラスやセロハンテープを押し当てて、皮膚表面の細胞を採取します。

細菌や真菌の感染について評価したり、炎症の有無など皮膚の状態を評価できます。

治療方針を決める上で欠かせない検査です。

⑤ 皮膚掻爬検査

皮膚を軽く削って検体を採取し、顕微鏡で観察します。

皮膚の中にいるニキビダニ(毛包虫)や疥癬などの確認に必要な検査です。

見た目だけでは判断できない寄生虫性皮膚疾患を見逃さないために重要な検査です。

かゆみ止めだけで一時的に症状を抑えることは可能です。

しかし、原因により治療方法が異なるため、根本的な解決にはなりません。

原因に合わせた治療ができなかった場合、なかなか治らないだけではなく、かえって悪化させてしまうこともあります。

当院では獣医皮膚科認定医の院長のもと、日頃から皮膚科診療に力を入れています。

「なんとなくかゆそう」な段階でも構いません。

早期にしっかり検査をして原因を特定することで、治療期間や動物への負担を減らすことができます。

犬猫のかゆみはよくある症状ですが、原因はさまざまです。

だからこそ、

が重要です。

「いつものかゆみ」と放置せず、気になる症状があればぜひ一度ご相談ください。

愛犬・愛猫の快適な毎日のために、しっかりサポートいたします。